マウスピース矯正
最終更新日:2025年8月6日
インビザライン ライトとは?特徴・メリット・デメリットと他のプランとの違いを紹介

「インビザライン ライトってどんなプラン?」
「インビザライン Goと何が違うの?」
「インビザライン Goと何が違うの?」
このような疑問を持っていますか?インビザラインには6つのプランがあり、インビザライン ライトは、軽度の不正咬合に適しているプランです。
本記事では、インビザライン ライトの特徴や適応症例、メリット・デメリットなどを紹介。
インビザライン Goやインビザライン コンプリヘンシブ(インビザライン フル)との違いも紹介しますので、本記事を読めばどのプランを選ぶべきかがわかりますよ。
インビザライン ライトとは?

画像出典元:インビザライン
インビザライン ライトは、軽度の不正咬合(悪い噛み合わせや歯並び)に適応されるインビザライン矯正のプランです。
最大14枚のマウスピースを用いて、歯並びと噛み合わせを整えます。
治療期間は3~5ヶ月と短く、治療開始日から2年以内であれば、追加アライナー(マウスピース)を2回までオーダーできます。
インビザライン ライトは動かせる範囲に制限がないため奥歯も動かせます。
しかし、マウスピースの枚数が14枚と制限されているため、奥歯を大きく動かす全体矯正には向いていません。
そのため、部分矯正として用いられていることが多いです。
以下の記事では、インビザラインについて詳しく解説しています。
あわせて参考にしてください。
インビザライン ライトの適応症例
インビザライン ライトは、以下の症例に対応しています。
- 軽度の出っ歯
- 軽度の受け口
- 軽度のガタガタの歯並び
- 軽度のすきっ歯
- 矯正後の後戻り
奥歯も動かせるため、噛み合わせの調整や歯列を少し広げる必要がある症例にも対応できます。
ただし、マウスピースの枚数が14枚までと制限されているため、軽度な症例に限られています。
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インビザライン ライトのメリット

インビザライン ライトのメリットは、短期間でリーズナブルにインビザライン矯正ができることです。
また、他のプランやマウスピース矯正と同様に、マウスピースは透明で目立ちにくく、食事と歯磨きの際に外せるメリットがあります。
インビザライン ライト特有のメリットは、以下の通りです。
- 費用が抑えられる
- 治療期間が短い
- 全ての歯を動かせる
費用が抑えられる
通常、インビザラインは全体矯正の場合、80〜100万円程度の費用がかかります。
一方、インビザライン ライトは、45〜65万円程度と比較的リーズナブル。
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治療期間が短期間で済む
インビザラインの全体矯正は、1年半〜3年程度かかるのが一般的です。
しかし、インビザライン ライトは、治療期間が最大5ヶ月とされています。
短期間で矯正治療が完了するため、負担が少なくて済みます。
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全ての歯を動かせる
インビザライン ライトは、奥歯を含めた全ての歯を動かせます。
移動範囲に制限がないため、奥歯を含めた噛み合わせの調整や歯列を広げるなど、幅広い動きが可能です。
インビザライン ライトのデメリット
インビザライン ライトのデメリットは、マウスピースの枚数に制限があるため、適応症例が軽度なものに限られていることです。
また、他のプランやマウスピース矯正と同様に、1日20時間以上マウスピースの装着が必要になり、自己管理が求められます。
インビザライン ライト特有のデメリットは、以下の通りです。
- マウスピースの枚数に制限がある
- 適応症例が限られている
- 追加できる回数が限られている
マウスピースの枚数に制限がある
インビザライン ライトのマウスピースの枚数は、14枚までと制限があります。
そのため、軽度の症例であってもマウスピースの枚数が多くなるような症例は適用されません。
適応症例が限られている
インビザライン ライトは奥歯も動かせますが、マウスピースの枚数が最大14枚までと制約があり、軽度な症例に限られています。
また、14枚という制限の中で適切な治療計画を立てるためには、ドクターの知識や技術が必要です。
そのため、多くのクリニックではインビザライン ライトを前歯の部分矯正として取り扱っています。
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追加できる回数が限られている
インビザライン矯正では、当初の治療計画と実際の歯の動きにずれが生じることがあります。
この場合、マウスピースを追加してずれを解消する「リファインメント」と呼ばれる処置が必要になります。
インビザライン矯正では、リファインメントを行うことは珍しくありません。
症例によって2~5回必要になることもあります。
ただし、インビザライン ライトは、追加アライナー(マウスピース)は2回までとなり、回数には制限があります。
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インビザライン ライトとほかのプランとの違い

インビザラインは、5つのプランがあります。以下の表はそれぞれの違いについてまとめたものです。
種類 | 治療範囲 | 適応症例 | 費用相場 | 枚数 | 治療期間 |
---|---|---|---|---|---|
インビザライン コンプリヘンシブ | 全体矯正 | 重度 | 80〜100万円 | 最大99枚 | 1年半〜3年程度 |
インビザライン モデレート | 全体矯正 | 中度 | 70〜90万円 | 最大26枚 | 1年程度 |
インビザライン Go | 部分矯正 | 比較的軽度 | 35〜50万円 | 最大20枚 | 最大7ヶ月 |
インビザライン ライト | 部分矯正 | 軽度 | 45〜65万円 | 最大14枚 | 最大5ヶ月 |
インビザライン エクスプレス | 部分矯正 | ごく軽度 | 20〜40万円 | 最大7枚 | 3〜4ヶ月 |
インビザライン ライトを検討している方の中には、インビザライン Goやモデレート、コンプリヘンシブ(フル)との違がわからないという方も多いのではないでしょうか。
ここでは、それぞれの違いについて紹介します。
インビザライン Goとの違い
インビザライン ライトとインビザライン Goの大きな違いは、歯を動かせる範囲です。
インビザライン ライトは奥歯まで動かせるのに対して、インビザラインGoは前から5番目の歯(第2小臼歯)までしか動かせません。
ただ、インビザライン ライトで使用できるマウスピースの枚数は最大14枚に対して、インビザラインGoは最大20枚まで使用できます。
そのため、インビザライン Goの方が歯を大きく移動できます。
インビザラインGoは、以下の症例に対応しています。
- ガタガタの歯並び
- 出っ歯
- 開咬
- すきっ歯
- 交叉咬合
いずれも軽度~中度の症例に対応しています。
インビザラインGoは、虫歯や歯周病治療など歯科治療全般を行う一般歯科医(GP)向けに提供されているプランであるため、導入しているクリニックも多いです。
費用面では、インビザラインGoの方が抑えられる傾向にあります。
インビザライン モデレートとの違い
インビザライン モデレートは、最大26枚のマウスピースを使用できるプランです。
インビザライン ライトよりもマウスピースの枚数が最大8枚多いため、歯を大きく移動させることが可能です。
非抜歯でなおかつ奥歯を後方に動かす必要のない軽度~中度の症例に対応しています。
インビザライン モデレートは、 インビザライン ライトではマウスピースの枚数が足りない方に向いているプランと言えるでしょう。
インビザライン コンプリヘンシブ(インビザライン フル)との違い
インビザライン コンプリヘンシブは、インビザライン矯正の中でも最も適応症例が広いプランです。
以前は、「インビザライン フル」と呼ばれていました。
奥歯も動かせる点ではインビザライン ライトと変わりませんが、マウスピースの枚数に制限がなく、軽度~重度まで幅広い症例に対応できます。
それにより、インビザライン矯正のプランの中で最も費用は高額になります。
インビザライン矯正のプランは目的に合わせて選ぼう
インビザラインは、治療のゴールに合わせてプランを選ぶことが大切です。
インビザラインを提供しているクリニックは無料相談を設けているところもあります。
どのプランが適しているかは、まずはクリニックの相談に行きましょう。
歯並びの悩みや希望する治療方法、予算などをドクターと話し合って自分に合ったプランを選びましょう。
また、Oh my teethにはインビザラインのほかに、上下前歯に特化した部分矯正プラン「Basic プラン」があります。

以下は、インビザライン ライトとOh my teeth Basicプランのポイントをまとめた表です。
インビザライン ライト | Oh my teeth Basicプラン | |
---|---|---|
価格 | 45〜65万円 | 33万円 |
期間目安 | 最大5ヶ月 | 平均3ヶ月 |
治療範囲 | 部分矯正 | 部分矯正 |
通院回数 | 1〜3ヶ月に1回程度 | 矯正開始後の定期通院は原則不要 |
治療中のサポート | クリニックにより異なる | 専属医療チームによる24時間LINEサポート |
※Oh my teethは歯並びの状況によっては複数回通院が必要です。マウスピースを破損、紛失した場合などは別途料金が発生します。
Oh my teethは、テクノロジーを活用して矯正体験を進化させたマウスピース矯正ブランドです。
費用は、治療期間に関係ない料金体系となっており、追加費用はかかりません。
※初回シミュレーションの範囲内にて、シミュレーションで動ききらなかった部分を修正する再矯正費1回ぶんの料金が含まれています。マウスピースを破損、紛失した場合などは別途料金が発生します。
従来のマウスピース矯正では不安の解消や進捗チェック、装着指導など、通院が必要なケースがありましたが、Oh my teethではこれらをリモートで管理できます。
インビザライン ライトが対象になる方で、前歯の不正咬合の改善を目的としているなら、Oh my teeth Basicプランも検討してみてくださいね。
矯正プランの適合診断は無料です。
