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最終更新日:2025年7月29日

出っ歯の矯正費用はいくら?前歯のみの値段・治療別の相場・安く抑える方法を解説

お金とスマホ
出っ歯の矯正費用は、前歯のみの部分矯正なら10万円から、奥歯から動かす全体矯正では170万円ほどかかることもあります。
費用に幅があるため、治療に踏み出せない方も多いのではないでしょうか
そこで本記事では、出っ歯の矯正装置ごとの値段から、治療段階別の費用の内訳まで解説します。
出っ歯の矯正費用を安く抑える方法や、保険適用になるケースも紹介しますので「高額な費用がネックになって手を出せない」なんて人も、ぜひ参考にしてください。
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歯科矯正ブログ編集チーム

木村真由美

Oh my teethでのマウスピース矯正を経て、2021年6月に株式会社Oh my teethにジョイン。マウスピース矯正経験者としてOh my teethのオウンドメディア「歯科矯正ブログ」にて記事を更新中。ミッションは「歯並びに悩むすべての方に歯科矯正の確かな情報をお届けすること」。

【結論】出っ歯矯正の費用相場は10万〜170万円。値段は何で決まる?

出っ歯の矯正にかかる費用の相場は部分矯正で10万〜70万円、全体矯正で60万〜170万円です。
治療方法
全体矯正の費用相場
部分矯正の費用相場
表側矯正
60万~130万円
30万~60万円
裏側矯正
100万~170万円
40万~70万円
マウスピース矯正
60万~100万円
10万~40万円
「それにしても、値段の幅が広すぎない?」と感じますよね。
実は、出っ歯の矯正費用は、主に以下の3つのポイントによって大きく変わってくるのです。
  • 矯正する範囲
  • 症状の重さ
  • 治療の方法目
あなたがどのタイプに当てはまるか、一緒に見ていきましょう。

①【出っ歯の範囲】部分矯正か全体矯正か

まず、費用を大きく左右するのが「どこまで歯を動かすか」です。
部分矯正は、気になる前歯の出っ張りだけ治したいという方向けの治療です。
一部分だけを動かすので、治療期間が短く、費用も安いのがメリット。
費用目安は10万~70万円です。噛み合わせに大きな問題がない軽度の出っ歯の場合、部分矯正で対応できる可能性があります。
全体矯正は奥歯の噛み合わせからしっかり治す、本格的な治療です。
歯を動かす範囲が広いぶん、治療期間は長くなり、費用も高くなる傾向があります。

②【出っ歯の重症度】軽度か重度か

あなたの出っ歯が「軽度」か「重度」かによっても費用は変わります。
たとえば、前歯が大きく前に飛び出している重度の出っ歯の場合、歯を後ろに下げるためのスペースが必要です。そのスペースを作るために抜歯をすることが多く、歯を大きく動かす必要があります。
歯の移動距離が長くなると、そのぶん治療期間も延び、費用も高くなる、というわけです。

③【矯正方法】マウスピースかワイヤーか

どんな装置を使って治すか、という治療方法も値段を決める大きな要素です。 大きく分けて「ワイヤー矯正」「マウスピース矯正」そして特殊なケースの「外科的矯正」があります。
装置の見た目が目立ちにくいほど、費用は高くなる傾向にあります
次の章で、それぞれの値段や特徴を詳しく見ていきましょう。

【治療方法別】出っ歯矯正の費用・値段を徹底比較

ここからは、代表的な4つの矯正方法について、それぞれの費用相場、メリット・デメリットを解説します。自分にはどれが合っているか、イメージしながら読んでみてくださいね。
治療方法
全体矯正の費用相場
部分矯正の費用相場
特徴
60万~130万円
30万~60万円
費用は比較的安いが目立ちやすい。
100万~170万円
40万~70万円
歯の裏側なので見えないが、費用は高め。
60万~100万円
10万~40万円
透明で目立ちにくい。自分で外せる手軽さも◎。
外科的矯正
約50万円~(保険適用時)
骨格の問題から治す手術。条件が合えば保険が使える。
※治療期間の目安は、部分矯正で2ヶ月〜1年、全体矯正で1〜3年程度です。

表側矯正:30万~130万円

表側矯正は、歯の表側にブラケットを装着し、そこに通したワイヤーで引っ張ることで歯並びを整える方法です。
抜歯が必要な矯正にも対応可能で、軽度から重度まで幅広い出っ歯を改善できます。ただし骨格に問題がある重度の出っ歯は、表側矯正だけでは対応できません。
表側矯正による出っ歯の費用相場は、全体矯正の場合60〜130万円程度、部分矯正の場合30〜60万円程度です。
表側矯正を含めたワイヤー矯正は、装置に使用する素材の種類によっても矯正費用が異なります。最も安いのは目立ちやすい金属製のブラケットとワイヤーを用いた場合です。
目立ちにくい審美ブラケットやホワイトワイヤーは、一般的に費用が高額になる傾向にあります。
表側矯正のメリット
表側矯正のデメリット
・対応できる出っ歯の範囲が幅広い
・裏側矯正と比べて滑舌への影響が少ない
・裏側矯正と比べて矯正費用が安い
・装置が目立つ
・装置の厚みで口元に突出感が出る
・引っかかった食べかすが目立つ
どんな場合に表側矯正が向いているか、詳しく知りたい方は以下の記事を読んでみてください。
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裏側矯正:40万~170万円

裏側矯正は、歯の裏側にブラケットを装着し、そこに通したワイヤーで引っ張ることで歯並びを整える方法です。表側矯正と同様に幅広い出っ歯に対応できます。
裏側矯正による出っ歯の費用相場は、全体矯正の場合100万〜170万円程度、部分矯正の場合40万〜70万円程度です
表側矯正と比較して裏側矯正の費用が高いのは、以下のような理由があります。
  • オーダーメイドで装置を製作するため
  • 装置を装着するのに高度な技術力が必要になるため
裏側矯正のメリット
裏側矯正のデメリット
・装置が目立ちにくい
・対応できる出っ歯の範囲が幅広い
・表側矯正と比べて虫歯になりにくい
・滑舌への影響が出やすい
・食事や歯磨きがしにくい
・矯正費用が高い
どんな場合に裏側矯正が向いているか、詳しく知りたい方は以下の記事を読んでみてください。
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マウスピース矯正:10万~100万円

マウスピース矯正は、治療段階に応じて作られた透明なマウスピースを、1〜2週間ごとに交換することで歯並びを整える方法です。対応できる範囲が限られるため、大きく歯を動かす必要がある出っ歯の場合、ワイヤー矯正をすすめられることもあります。
マウスピース矯正による出っ歯の費用相場は、全体矯正の場合60万〜100万円程度、部分矯正の場合10万〜40万円程度です
矯正費用の相場は、マウスピース矯正ブランドや、使用するマウスピースの枚数によっても異なります。
マウスピース矯正のメリット
マウスピース矯正のデメリット
・装置が目立ちにくい
・装置を自分で取り外せる
・痛みが比較的少ない
・対応できる出っ歯に限界がある
・毎日20時間以上装着する必要がある
・装着中の飲食ができない
どんな場合にマウスピース矯正が向いているか、詳しく知りたい方は以下の記事を読んでみてください。
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「自分の出っ歯はマウスピース矯正で治せるのかな?」
そう思った方は、ぜひ一度Oh my teethの無料カウンセリングにお越しください。
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外科的矯正:保険適用で約50万〜

外科的矯正は、歯科矯正に外科手術を併用する方法です。あごが大きくズレているなど骨格に問題があり、矯正治療で歯を動かすだけでは改善できない出っ歯に適応されます。外科手術であごの位置を修正することで、出っ歯を根本的に改善します。
外科的矯正による出っ歯の費用相場は、自由診療の場合200万〜300万円、保険適用の場合50万〜80万円です
外科的矯正のメリット
外科的矯正のデメリット
・保険適用になる場合がある
・顔立ちの変化も期待できる
・入院して全身麻酔での手術が必要になる
・しびれや麻痺などのリスクがある
歯科矯正は基本的に自由診療ですが、以下のような特定の条件下では、出っ歯の外科的矯正治療が保険適用となります。
  • 顎変形症(がくへんけいしょう)と診断され外科手術する場合
  • 厚生労働大臣が指定した医療機関で治療を受ける場合
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【治療段階別】出っ歯矯正にかかる費用の内訳

ここまで紹介してきた費用は矯正装置料で、クリニックによってはほかにも治療段階ごとに追加費用が発生する場合があります。
値段設定や支払うタイミングはクリニックによって異なるため、トータルでいくらかかるのかを事前に確認しておくことが大切です。
ここでは、出っ歯の矯正費用がどういう内訳で構成されているかを見ていきましょう。

矯正前:カウンセリング料・精密検査料・事前処置料

  • カウンセリング料:
    無料~5,000円程度
  • 精密検査・診断料: 10,000~65,000円程度(レントゲンや歯型とりなど)
  • 事前処置料(必要な場合):
    • 抜歯:1本 5,000~15,000円程度
    • 虫歯・歯周病の治療費
    • IPR(歯の側面を研磨する処置):3,000~5,000円程度
初回カウンセリングは無料で実施するクリニックもあります。出っ歯の矯正では、抜歯やIPRが必要になるケースが多いです。
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矯正中:矯正装置料・調整料

  • 矯正装置料: 10万~170万円程度(前述したメインの費用)
  • 調整料(処置料): 1回 3,000~10,000円程度
ワイヤー矯正の場合、月に1回程度の通院でワイヤーの力を調整します。そのたびに「調整料」がかかるクリニックが多いです。

矯正後:保定装置料・観察料

  • 保定装置料:10,000~60,000円程度
  • 観察料:1回につき3,000~5,000円程度
矯正が終わってキレイになった歯並びは、何もしないと元の位置に戻ろうとします(これを「後戻り」といいます)。
そうならないように、歯並びを固定するための「保定装置(リテーナー)」を一定期間つける必要があり、そのための費用と、経過を見るための通院費がかかります。

出っ歯の矯正にかかる費用の支払いシステム

これらの費用をどう支払っていくのか、支払いシステムは主に2種類あります。契約前に必ず確認しておきたい大切なポイントです。

トータルフィー制度(総額提示型)

最初に治療終了までにかかる総額を提示してくれる、わかりやすい料金システムです。
「最初に聞いていた値段と違う!」ということがなく、治療が長引いても追加料金が発生しないのがメリット。
ただし、治療費がどこまでトータルフィーに含まれているかはクリニックによって違います。カウンセリング料・精密検査料・保定装置料は別途必要になる場合が多いです。

処置別払い制度

最初に装置料を支払い、その後は通院のたびに調整料などを支払っていくシステムです。
もし治療が予定より早く終われば、総額は安くなる可能性があります。一方で、治療が長引くと、その分費用がかさんでしまうというデメリットもあります。

出っ歯の矯正費用を賢く抑える4つの方法

「やっぱり矯正は高いな…」と感じた方も多いかもしれません。しかし、費用負担を少しでも軽くするための方法が4つあります。

①保険適用になるか確認する

先ほども触れましたが、あごの骨格に原因がある「顎変形症」と診断された場合など、特定の条件を満たせば健康保険が適用されます。
費用が大きく変わるので、重度の出っ歯で悩んでいる方は、一度大学病院などで相談してみるのも一つの手です。

②モニター募集しているクリニックを探す

クリニックによっては症例写真の提供などを条件に、通常より安い価格で治療を受けられる「モニター」を募集していることがあります。
「自分の写真がホームページやSNSに載っても大丈夫!」という方にとっては、費用を抑えられるチャンスです。
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③確定申告して医療費控除を受ける

見た目の改善だけでなく、噛み合わせなど機能的な問題を治すための矯正治療は、医療費控除の対象になります。
これは、1年間に支払った医療費が10万円を超えた場合に、確定申告をすることで、納めた税金の一部が戻ってくる制度です。ご家族の分も合算できるので、忘れずに申請しましょう。
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④デンタルローンを利用する

「一括で払うのは難しい…」という方は、歯科治療専門の「デンタルローン」を利用する方法もあります。
クレジットカードの分割払いよりも金利が低いことが多く、月々の負担を抑えながら治療を始めることができます。
ただし、ローンなので審査があり、金利分の総額は高くなる点も理解しておきましょう。
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実際に矯正で出っ歯を改善した症例の費用

マウスピース矯正 Oh my teethで、実際に出っ歯を改善した症例を費用と合わせて紹介します。

①治療総額33万円・治療期間2ヶ月

  • 総額:33万円 (税込)
  • 期間:2ヶ月
  • 備考:非抜歯/部分矯正/研磨処置込

②治療総額33万円・治療期間3ヶ月

  • 総額:33万円 (税込)
  • 期間:3ヶ月
  • 備考:非抜歯/部分矯正/研磨処置込

③治療総額66万円・治療期間10ヶ月

  • 総額:66万円 (税込)
  • 期間:10ヶ月
  • 備考:非抜歯/全体矯正/研磨処置込
そのほかの症例は、出っ歯の症例集をご参考ください。

Oh my teethの精密診断ならあなたの出っ歯矯正の費用が無料でわかる

出っ歯の矯正費用は、矯正範囲や矯正装置の種類によって異なります。ただし、あなたの出っ歯に適切な矯正方法は、クリニックで検査してみないとわかりません。
矯正相談は無料で実施するクリニックも多いです。まずはあなたの出っ歯を治す矯正費用が、いくらなのかを相談してみましょう。
マウスピース矯正 Oh my teethでは、矯正を始める前に必要な各種検査(初診料・3D歯型スキャン・レントゲン撮影)がすべて無料です。
矯正プランは、33万円66万円の2種類のみ。矯正プラン料金以外の費用が発生することは基本的にありません。
マウスピース矯正が不適合だった場合は提携クリニックのご紹介も可能ですので、まずはお気軽に無料診断にお越しください。
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