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最終更新日:2025年8月12日

インビザラインの失敗パターンとトラブル回避策をまとめて解説

歯科矯正で老け顔に?失敗の原因と注意すべきポイントを徹底解説

「目立たずに歯並びを整えたい」とインビザラインを選ぶ人が増えています。

一方で、「仕上がりに満足できなかった」「治療が予定より長引いた」といった失敗の声も少なくありません。実際にSNSや口コミでも、「思ったような効果が得られなかった」「もっと調べてから始めればよかった」と後悔する投稿が見られます。

本記事では、インビザラインでよくある失敗例とその原因を詳しく解説し、後悔しないために知っておくべき対策やクリニック選びのポイントをわかりやすく紹介します。

これからインビザラインを始めたい方も、現在治療中の方も、ぜひ参考にしてください。

Oh! Black
歯科矯正ブログ編集チーム

Oh my teeth

マウスピース矯正「Oh my teeth」ホームホワイトニング「Oh my teeth Whitening」を提供するOh my teethのコンテンツチームです。Oh my teeth導入クリニックのドクターと連携し、歯科矯正やホワイトニング、自社ブランドに関する確かな情報を発信しています。

インビザラインでよくある失敗パターン

インビザラインのゴムかけのやり方とコツ

インビザラインは、見た目の自然さや取り外しの手軽さなどから人気の高い矯正方法。

インビザラインとは?toggle-arrow
インビザラインとは

インビザライン・システム(以下:インビザライン)とは、アメリカのアライン・テクノロジー社が矯正歯科医師を対象に提供しているマウスピース型矯正治療法の一つ。

1999年に提供を開始以来、多くの方々から厚い支持と人気を集め続けており、現在では世界100ヶ国以上の国々で提供されているマウスピース矯正治療法です。

しかし「思ったような結果が得られなかった」「治療中にトラブルが起きた」といった失敗の声も少なくありません。

以降では、「仕上がりに関する失敗」と「治療中・治療後に起こるトラブル」の2つに分けて、よくあるパターンを詳しく紹介していきます。

例えば、以下のようなケースがよくある失敗パターンです。

  • 思っていた歯並びにならなかった

  • 口元のバランスが崩れてしまった

  • 歯茎が下がってしまった

  • 噛み合わせが逆に悪くなった

  • 虫歯や歯周病が進行した

  • 治療期間が予定より長引いた

  • 矯正終了後に歯が後戻りした

これらの失敗は、事前に正しい知識を得ておくことで防げる可能性が高まります。次の章から、それぞれの失敗例を具体的に見ていきましょう。

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「仕上がり」に関するインビザラインの失敗例

捻転歯 アイキャッチ

治療が終わった後、「こんなはずじゃなかった…」と感じる原因の多くは、仕上がりへの不満にあります。歯列矯正は見た目の変化が大きいため、想定と違う結果になると後悔も長引いてしまいます。

ここでは、よくある仕上がりの失敗例を見ていきましょう。

理想の歯並びにならなかった

特に多いのが、歯が完全に整わなかったケースです。

事前のシミュレーションと比べて、実際の仕上がりにズレがあったり、細かい歯の傾きが調整しきれていなかったりすることがあります。これには、治療計画の立案ミスやマウスピースの装着時間不足などが原因として挙げられます。

事前に治療計画やシミュレーション内容を十分に確認し、疑問点は遠慮なく相談することが大切です。

口ゴボが悪化した・治らなかった

口ゴボ(上下の唇が前に突き出て見える状態)は、骨格や歯の位置が原因となるため、インビザラインだけでは十分に改善できないケースもあります。

そもそも口ゴボは「歯並び」ではなく「骨格の問題」である場合も多いです。マウスピース矯正が向かないのにも関わらず、治療が進められてしまうことが、失敗の一因として考えられます。

口元の突出感が気になる場合は、骨格も含めた精密検査と診断を受け、自分に合った治療法を見極めましょう。

歯茎が下がり歯根が露出した

インビザラインで歯を動かす過程で、歯茎が退縮しやすくなることがあります。

特に歯を大きく動かす必要がある人や、もともと歯周病のリスクが高い人に起こりやすい現象です。歯根が露出すると、見た目の違和感や知覚過敏のリスクが高まります。

歯茎や歯周組織の状態を事前にチェックし、必要に応じて歯周治療を先に行うことで、リスクを減らせます。

噛み合わせが悪化した

歯列の見た目ばかりに注目しすぎると、上下の噛み合わせが合わなくなることがあります。例えば、奥歯がきちんと噛み合わずに「オープンバイト(開咬)」になったり、片側だけで咀嚼するようになったりと、機能面での問題が新たに生じることもあります。

見た目だけでなく「噛み合わせ」を重視した治療を進めることが重要です。

噛み合わせに関する詳しい原因や改善策については、以下の記事で解説しています。

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歯の真ん中(正中)がズレた

インビザラインでは、歯の真ん中に微妙なズレが生じるケースがあり、見た目に違和感が残ることもあります。

正中とは、上の前歯と下の前歯の中心が一直線になる理想的な位置関係のことです。特に歯の抜歯をともなわない治療でスペースが足りない場合に、正中のずれが生じやすくなります。

治療前に抜歯の必要性やスペース不足のリスクについて丁寧に説明を受けることが大切です。

「治療中・治療後」に起こるインビザラインの失敗・トラブル例

なぜマウスピース矯正で集団訴訟が起こったのか?トラブルに巻き込まれないための注意点

インビザラインのトラブルは、治療結果だけでなく治療中の管理やアフターケアにも大きく関係します。

以下では、治療中・治療後によく起こる失敗やトラブルについて、原因と対策をセットで紹介します。

虫歯や歯周病になった

インビザラインはマウスピースを長時間装着するため、口腔内が不衛生になりやすい状態です。装着中に間食をしたり、歯磨きを怠ったりすると、虫歯や歯周病のリスクが高まります。

毎日のセルフケアを徹底し、定期的な歯科検診を受けて、口腔トラブルを防ぎましょう。

インビザライン中の虫歯リスクや予防方法は、こちらの記事でさらに詳しく紹介しています。

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治療期間が大幅に長引いた

予定よりも治療期間が長くなる原因は、マウスピースの装着時間不足や、計画通りに歯が動かないことなどが考えられます。特に、1日20時間以上の装着が守られないと、歯の移動に大きな影響が出てしまいます。

装着時間を記録するアプリやリマインダーを活用し、自己管理を徹底しましょう。

治療後に後戻りした

せっかく矯正で整えた歯並びも、リテーナー(保定装置)の装着を怠ると、元に戻ってしまうことがあります。後戻りが進行すると、治療のやり直しが必要になることもあります。

矯正後は歯科医師の指示に従って、リテーナーを適切に装着し続けることが必須です。

後戻りの原因や防ぎ方は、以下の記事で解説しています。

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インビザラインで失敗しないためのポイント

インビザラインで後悔・失敗を防ぐための対策

インビザラインによる失敗の多くは、事前の情報不足や医師とのすれ違い、そして自己管理の不足によって引き起こされます。

ここでは、治療を成功に導くために意識すべきポイントを2つに分けて解説します。

失敗しないためのインビザラインクリニック選びのポイント

治療の成否を大きく左右するのが、歯科クリニックと担当医の選択です。

インビザラインは比較的新しい技術であり、すべての歯科医が同じレベルの知識・経験を持っているわけではありません。事前に確認しておきたいポイントは以下の通りです。

  • インビザラインの症例数や実績:公式サイトに症例数や患者数の掲載があるかをチェック

  • 担当医が矯正専門医、または認定資格を持っているか:日本矯正歯科学会の認定医や、インビザラインのプロバイダーランクなどが目安

  • 複数の治療法を比較しながら提案してくれるか:ワイヤー矯正や他社マウスピースなどの選択肢も説明があるか、偏りがないかをチェック

  • メリットだけでなく「治療の限界やリスク」についても説明があるか:後戻りリスクや対応策も具体的に話してくれるかをチェック

「矯正の専門性」と「信頼できるコミュニケーション」があるかどうかを重視して選びましょう。

Oh my teethでは、歯科矯正に精通した歯科医師が無料であなたに合った治療方法をご提案します。

もちろん、インビザラインを使用した治療プランにも対応。「インビザラインで私の歯並びは治せる?」とお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

⇒Oh my teethの無料診断を予約する

治療中に自分でできる対策

インビザラインは装着の自由度が高い分、患者さん自身の管理が治療結果に大きく影響します。以下のような行動を意識することで、失敗やトラブルを予防できます。

  • 1日20時間以上の装着を守る

  • 食後の歯磨きとマウスピース洗浄を欠かさない

  • 装着中は基本的に飲食を控える(水のみOK)

  • 治療中に違和感があればすぐ歯科クリニックに相談する

「気をつければ防げた失敗だった」と後悔しないためにも、日々の小さな管理が治療成功のカギです。

インビザラインで失敗しないコツについては、以下の記事でも詳しく解説しています。

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インビザライン治療で失敗かも?と思ったらすぐに歯科医師に相談

インビザライン治療中に「歯の動きが遅い」「見た目が変になってきたかも」と不安を感じたとき、そのまま我慢するのは避けましょう。

マウスピース矯正は自己管理が多いため、ちょっとした異変を放置すると、後戻りや噛み合わせの悪化など、大きなトラブルに繋がることがあります。

違和感や疑問を感じたら、まずはすぐに担当の歯科医師に相談しましょう。

「気のせいかもしれない」と遠慮する必要はありません。問題が早期に発見できれば、調整や再スキャンによる治療方針の見直しなど、比較的軽微な修正で済むこともあります。

我慢せず、早めの相談が「失敗しない矯正」の第一歩です。

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