マウスピース矯正
最終更新日:2025年9月30日
キレイラインとインビザラインの違いは?適応範囲・費用・通院頻度などを徹底比較

「マウスピース矯正を始めたいけど、キレイラインとインビザライン、どっちを選べばいいんだろう?」
目立たずに歯並びを整えられるマウスピース矯正。その中でも「キレイライン」と「インビザライン」の違いで悩んでいませんか?
どちらにもメリット・デメリットがあり、結局自分に合うのがどちらなのか判断するのは難しいですよね。
そこで今回は、キレイラインとインビザラインの特徴・適応範囲・費用・通院頻度などの違いをわかりやすく紹介します。

歯科矯正ブログ編集チーム
木村真由美
Oh my teethでのマウスピース矯正を経て、2021年6月に株式会社Oh my teethにジョイン。マウスピース矯正経験者としてOh my teethのオウンドメディア「歯科矯正ブログ」にて記事を更新中。ミッションは「歯並びに悩むすべての方に歯科矯正の確かな情報をお届けすること」。
目次
- キレイラインとインビザラインの特徴
- キレイラインとは?
- インビザラインとは?
- 【比較表】ひと目でわかるキレイラインとインビザラインの違い
- キレイラインとインビザラインの5つの違い
- ①対応できる歯並び(適応範囲)
- ②費用と支払い方法
- ③通院頻度と治療期間
- ④型取りの回数
- ⑤アタッチメントの有無
- キレイラインとインビザラインどっちがいい?おすすめな人の特徴
- キレイラインがおすすめな人
- インビザラインがおすすめな人
- キレイラインとインビザラインに関するよくある質問(FAQ)
- キレイラインからインビザラインへの乗り換えは可能ですか?
- キレイラインとインビザラインはどちらのほうが痛い?
- キレイラインとインビザラインの見た目の違いはある?
- キレイラインとインビザラインの対象年齢は?
- キレイラインとインビザラインで迷っているならまずは無料診断へ
キレイラインとインビザラインの特徴
キレイラインとインビザラインはどちらも人気のマウスピース矯正ですが、それぞれ違いがあります。まずは各サービスの基本的な特徴を確認してみましょう。
キレイラインとは?

キレイラインは、SheepMedical Technologies株式会社が提供しているマウスピース矯正サービスです。
「高額な費用を理由に、歯科矯正を諦めてほしくない」という思いから誕生しました。
2025年4月に8周年を迎え、提携クリニックの数は125件を突破。(2024年9月時点)
12万人以上のユーザーがキレイラインを利用してマウスピース矯正を行っています。
1回2.2万円でお試しが可能で、マウスピース矯正を始める前に「ちゃんと続けられるだろうか?」といった不安を解消できます。
低価格帯のマウスピース矯正の中でも知名度があるブランドの一つです。
↓あわせて読みたい
インビザラインとは?

インビザラインは、アメリカのアライン・テクノロジー社の日本法人であるインビザライン・ジャパン株式会社が提供しているマウスピース矯正サービスです。
独自に開発した3D画像技術とソフトウェア、CAD/CAMシステムを使用して、精度の高いマウスピースを提供しています。
部分矯正から全体矯正まで幅広い症例に対応できるのが特徴です。
2025年4月までに世界2,000万人以上のユーザーがインビザラインを利用してマウスピース矯正を行っています。
世界一の治療実績を誇り、最もポピュラーなマウスピース矯正として有名です。
↓あわせて読みたい
【比較表】ひと目でわかるキレイラインとインビザラインの違い
まずは、両者の特徴を比較表で見てみましょう。細かい違いは、この後で詳しく解説します。
比較項目 | キレイライン | インビザライン |
---|---|---|
得意な症例 | 前歯中心の部分矯正(軽度) | 部分矯正〜全体矯正(軽度〜重度) |
費用目安 | 約19.8万円〜46.2万円 | 約20万円〜100万円以上 |
治療期間目安 | 約5ヶ月〜1年3ヶ月 | 約3ヶ月〜3年程度 |
治療計画 | 治療の進行に合わせて都度型取り・設計 | 初回の型取りで完了までシミュレーション・設計 |
型取り方法 | 印象材(粘土のようなもの)または3Dスキャナー | 3Dスキャナー(iTeroなど)が主流 |
アタッチメント | 基本的になし(拡大床を併用する場合あり) | あり(歯を効率的に動かすため) |
通院頻度 | 1.5ヶ月〜3ヶ月に2回 | 1ヶ月〜3ヶ月に1回 |
ホワイトニング | 契約内容により薬剤が付属 | 別途費用が必要 |
※費用や期間はあくまで目安であり、歯並びの状態やクリニックによって大きく異なります。
キレイラインとインビザラインの5つの違い

比較表だけではわからない、具体的な違いを5つのポイントに絞って解説します。
①対応できる歯並び(適応範囲)
キレイラインでは、叢生や出っ歯、すきっ歯などの歯並びに対応しています。。ただし、骨格に問題があるケースや、症状が強い場合は適応にならない場合があります。
キレイラインで治せる歯並びは、以下の通りです。
- ガタガタの歯並び(叢生)
- 出っ歯(上顎前突)
- 受け口(下顎前突)
- すきっ歯(空隙歯列)
- 前歯が閉じない(開咬)
- 深い噛み合わせ(過蓋咬合)
- 正中のずれ
キレイラインで治せる歯並びは、インビザラインでも対応可能です。
ただし、プランが5種類あり、適応範囲が異なります。
プランの種類 | 適応範囲 | 適応症例 |
---|---|---|
インビザライン エクスプレス | 部分矯正 | ごく軽度の不正咬合 |
インビザライン ライト | 部分矯正 | 軽度の不正咬合 |
インビザライン Go | 部分矯正 | 軽度~中度の不正咬合 |
インビザライン モデレート | 全体矯正 | 中度の不正咬合 |
インビザライン コンプリヘンシブ | 全体矯正 | 重度の不正咬合 |
抜歯が必要とされるケースも対応できるため、マウスピース矯正の中でも適応範囲が広いです。
↓あわせて読みたい
②費用と支払い方法
キレイラインは、初回は2.2万円、2回目以降は4.4万円と通院回数に応じて費用は変動。
初回契約時にコースで契約すると、費用を抑えることが可能です。キレイラインの費用は以下になります。
内訳 | 費用 |
---|---|
初診検診・再診料 | 3,300円程度(クリニックによって異なる) |
初回お試し | 2.2万円 |
治療1回ごとに支払う都度払い | 4.4万円 |
54回コース | 19.8万円 |
10回コース | 33万円 |
15回コース | 46.2万円 |
拡大床 | 4.4万円 |
リテーナー(マウスピース型) | 2.2万円 |
リテーナー(プレート型) | 6.6万円程度(クリニックによって異なる) |
リテーナー(ワイヤー型固定式) | 6.6万円 |
インビザラインはプランやクリニックによって異なります。費用相場は以下の通りです。
プランの種類 | 費用相場 |
---|---|
インビザライン エクスプレス | 20万~40万円 |
インビザライン ライト | 45万~65万円 |
インビザライン Go | 35万~50万円 |
インビザライン モデレート | 70万~90万円 |
インビザライン コンプリヘンシブ | 80万~100万円 |
上記の費用に加えて、診査・診断料、調整料、観察料などが必要になります。
↓あわせて読みたい
③通院頻度と治療期間
キレイラインは支払い方法によって通院頻度が異なります。
- 都度払い:1か月半に2回
- コース払い:3か月に2回
治療期間は約5ヶ月〜1年3ヶ月が1.5ヶ月〜3ヶ月に2回程度と、比較的こまめな通院が必要です。
インビザラインは、症例にもよりますが1~3ヶ月に1回の通院が必要になります。
治療計画に基づいて一度に多くのマウスピースが渡されるため、通院頻度は1〜3ヶ月に1回と、比較的少なく済むことが多いです。
インビザラインは、プランによって治療期間の目安が異なります。部分矯正なら数ヶ月で終わることもありますが、全体矯正の場合は1年半〜3年程度かかることもあります。
プランの種類 | 治療期間の目安 |
---|---|
インビザライン エクスプレス | 3~4ヶ月 |
インビザライン ライト | 最大5ヶ月 |
インビザライン Go | 最大7ヶ月 |
インビザライン モデレート | 1年程度 |
インビザライン コンプリヘンシブ | 1年半~3年程度 |
↓あわせて読みたい
④型取りの回数
キレイラインは、通院の度に歯型取りを行い、歯科技工士がマウスピースを作製します。
インビザラインは、1回の歯型取りだけで治療完了までシミュレーションが行え、マウスピースを作製することが可能です。
⑤アタッチメントの有無
どちらも透明で目立ちにくいですが、細かな違いがあります。
インビザラインは、歯を計画通りに効率よく動かすため、歯の表面に「アタッチメント」という歯の色をした小さな突起を付けることがほとんどです。
キレイラインは歯を動かすためのアタッチメントを基本的には使用しません。ただし、歯列を広げるために「拡大床」という装置を併用することがあり、その場合は装着感に違和感が出ることがあります。
キレイラインとインビザラインどっちがいい?おすすめな人の特徴

一般的な傾向として、それぞれどのような方に向いているかをまとめました。あくまで「目安」として参考にしてください。
キレイラインがおすすめな人
キレイラインは、特に前歯の歯並びが気になる方に選ばれているマウスピース矯正です。
対応範囲としては前歯を中心とした部分矯正に力を入れており、短期間・低コストで始められるのが大きな魅力です。
- とにかく費用を抑えたい
- 前歯のちょっとした隙間やガタつきだけが気になる
- 治療期間はできるだけ短くしたい
このような方には、キレイラインが向いているでしょう。
インビザラインがおすすめな人
インビザラインは、部分矯正はもちろん、奥歯を含めた全体矯正にも対応できるマウスピース矯正です。
症例に応じて柔軟に対応できるため、歯並びをしっかり整えたい方に適しています。
- 奥歯の噛み合わせまで含めて、全体的にしっかり治したい
- 抜歯が必要と言われたことがある
- 治療実績が豊富で信頼性の高い方法を選びたい
- 通院回数をできるだけ少なくしたい
このような方は、インビザラインの方が安心でしょう。
「前歯だけ気になる」という方でも、精密診断の結果、奥歯から動かす必要があると判明するケースも少なくありません。最終的な判断は、必ず歯科医師による診断を受けてからにしましょう。
ただし、歯科医院によっては検査費用が発生することがあります。マウスピース矯正Oh my teethなら、診断に必要な検査が無料です。キレイラインやインビザラインとの違いも含めて、専門医が無料診断であなたにあった治療法をご提案いたします。

↓あわせて読みたい
キレイラインとインビザラインに関するよくある質問(FAQ)

ここでは、キレイラインとインビザラインに関するよくある質問を紹介します。
キレイラインからインビザラインへの乗り換えは可能ですか?
クリニックの方針や歯並びの状態によりますが、基本的には一度リセットして最初からやり直す形になり、時間も費用も余分にかかってしまうため、おすすめできません。
最初の診断で治療法を慎重に選ぶことが重要になります。
キレイラインとインビザラインはどちらのほうが痛い?
痛みの感じ方には個人差がありますが、どちらも新しいマウスピースに交換した直後の2〜3日は、歯が動くことによる締め付け感や違和感が出やすいです。
インビザラインは「スマートトラック」という柔軟性の高い素材を使用しており、持続的に弱い力をかけるため、痛みが少ないと言われています。
キレイラインとインビザラインの見た目の違いはある?
どちらも薄くて透明なマウスピースを使用するため、目立ちにくいのが特徴です。
キレイラインの場合は歯を並べるスペースを確保するために「拡大床」と呼ばれる装置を併用することがあります。
この装置も透明なプラスチックでできているため、ほとんど目立ちません。
インビザラインでは、歯を動かすために「アタッチメント」と呼ばれる装置を歯の表面につけます。
アタッチメントは歯の色と同じ樹脂を使用するため目立ちにくいですが、凹凸が気になる方もいるかもしれません。
また、顎間ゴムを使用する場合は、口を開けると見えることがあります。
キレイラインとインビザラインの対象年齢は?
キレイライン公式サイトによると、対象年齢は男性16歳以上・女性14歳以上とされています。
この年齢は、前歯の歯の根っこが完成する時期を指しており、対象年齢に達していなくても根っこが完成していればキレイライン矯正が可能です。
ただし、年齢に達しているにもかかわらず歯の根がまだ完成していない場合は、経過観察が必要です。
また、キレイラインでは3〜12歳くらいの子供を対象にした小児矯正「キレイラインKIDS」の提供もしています。
一方、インビザラインの対象年齢は、永久歯が生え揃う15歳頃から可能です。
また、6〜12歳くらいの子供を対象にした「インビザライン・ファースト矯正」も提供しています。
キレイラインとインビザラインで迷っているならまずは無料診断へ
キレイラインとインビザラインは同じマウスピース矯正であっても特徴が異なります。
どちらもメリット・デメリットがあるので、選択する前には十分な情報を集め、実際に矯正相談に行くことをおすすめします。
マウスピース矯正Oh my teeth導入クリニックでは、独自プランとインビザラインの両方を取り扱っております。

無料診断を実施しており、あなたの歯並びの状態を3Dスキャンで可視化。
3Dデータを見ながら歯科医師に直接歯並びの悩みを相談していただけます。

「私の歯並びはマウスピース矯正でなおせる?」 「どのブランドを選べばきれいになおるのだろう?」
このような不安があるなら、一度マウスピース矯正 Oh my teethの無料診断へお越しください。