Oh my teeth
マウスピース矯正
最終更新日:2025年11月1日

マウスピース矯正のよくある失敗7選!契約する前に知っておきたい失敗例と対策

失敗 アイキャッチ
この記事のまとめ
「マウスピース矯正に興味があるけど、もし失敗したらどうしよう…」
「高いお金を払って後悔だけはしたくない!」
マウスピース矯正に魅力を感じつつも、ネットやSNSで見かける「失敗した」という声に、こんな不安を抱えていませんか?
確かに、マウスピース矯正は残念ながら「理想と違った…」という結果になってしまうケースもゼロではありません。
実は、マウスピース矯正の失敗にはいくつかの決まったパターンがあり、その原因と対策を事前に知っておくだけで、失敗のリスクは減らせます。
この記事では、マウスピース矯正でよくある失敗例を7つのパターンにわけて、その原因と対策を解説します。
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歯科医師

吉良 佳子

マウスピース矯正 Oh my teeth 導入クリニック 所属歯科医師。福岡歯科大学歯学部卒業。卒後、東京歯科大学にて研修。在学中、イギリス、リヴァプール大学にて研修。

目次

マウスピース矯正のよくある失敗例7選

マウスピース矯正は計画的に行われますが、治療計画のミスや装着時間の不足、ケア不足などが原因で失敗するケースもあります。

失敗例①:理想の歯並びにならなかった・むしろ悪化した

最もつらいのが、時間とお金をかけたのに期待していた歯並びにならなかったケースです。
  • 歯が計画通りに動かなかった
  • 気になっていた部分が結局治らなかった
  • 逆に歯と歯の間に隙間ができてしまった
このような問題の多くは、治療計画そのものに無理があった可能性が考えられます。例えば、歯を動かすスペースが足りないのに無理に並べようとしたり、そもそもあなたの歯並びがマウスピース矯正の適応範囲を超えていたりする場合です。

失敗例②:歯は並んだけれど、出っ歯・口ゴボになった

「ガタガタは治ったけど、なんだか口元が前に出てしまった…」これもよくある失敗談です。
いわゆる「出っ歯」や「口ゴボ」と呼ばれる状態で、これは歯を並べるスペースを確保するために必要な抜歯や研磨処置が、適切に行われなかった場合に起こります。
無理やり歯をアーチに収めようとして、結果的に歯列全体が前に押し出されてしまうのです。

失敗例③:噛み合わせがおかしくなり、頭痛や肩こりが起きるようになった

歯並びはキレイになったように見えても、「うまく噛めない」「特定の歯だけが強く当たる」といった噛み合わせの不調が起こるケースもあります。
噛み合わせの悪化は、食べ物が噛みにくくなるだけでなく、顎の関節に負担をかけたり、頭痛や肩こりといった全身の不調につながったりすることもある深刻な問題です。
見た目の審美性だけを追求し、機能面である「噛み合わせ」を軽視した治療計画が原因と考えられます。

失敗例④:虫歯や歯周病になった・歯茎が下がった

矯正治療中に虫歯や歯周病が悪化し、治療を中断せざるを得なくなることも失敗の一つです。
マウスピースを長時間装着していると、唾液による自浄作用が働きにくくなり、お口の中は細菌が繁殖しやすい環境になります。そのため、毎日のセルフケアがいつも以上に重要になります。
飲食後に歯を磨かずにマウスピースを装着した、マウスピースの洗浄を怠ったなど、こうしたケア不足が虫歯や歯周病のリスクを一気に高めてしまうのです。
また、無理な力で歯を動かすと、歯を支える骨が吸収され、歯茎が下がる「歯肉退縮(しにくたいしゅく)」を引き起こすこともあります。

失敗例⑤:治療期間が予定より大幅に延びた

「半年で終わるって言われたのに、もう1年経ってしまった…」
当初の予定より治療期間が大幅に長引いてしまうのも、精神的・金銭的に大きな負担となり、「失敗した」と感じる原因になります。
原因は、マウスピースの装着時間不足です。
マウスピース矯正は、1日20時間以上という装着時間を守って初めて計画通りに歯が動きます。自己管理が甘くなると、歯の動きはとたんに遅れてしまいます。

失敗例⑥:治療後に「後戻り」してしまった

せっかくキレイになった歯並びが、治療後に元の位置に戻ってしまう後戻り。これも、矯正経験者が後悔するポイントの一つです。
矯正治療後の歯は、まだ骨にしっかりと固定されておらず、何もしなければ元の位置に戻ろうとする性質があります。この後戻りを防ぐために装着するのが「リテーナー(保定装置)」です。
リテーナーの装着を自己判断でやめてしまったり、指示された期間・時間を守らなかったりすると、歯は少しずつ動き出し、数ヶ月後には「あれ?」ということになりかねません。

失敗例⑦:想定外の「追加費用」が発生した

治療の途中で歯の動きを微調整するための「追加アライナー(マウスピース)」や、治療後の「保定装置(リテーナー)」に別途費用がかかり、最終的な支払総額が予算を大幅にオーバーしてしまうケースです。
料金体系には、治療完了までの費用がすべて含まれる「トータルフィー制度(総額制)」と、通院や処置のたびに費用が発生する「都度払い制度」があります。
この違いを契約前に理解していないと、後から「話が違う!」という金銭トラブルにつながります
そんな金銭的な不安を解消するため、Oh my teethは治療期間に関わらず費用が一律の「トータルフィー制度(総額制)」を採用しています。
Oh my teethの料金プラン
  • Basicプラン(上下前歯の部分矯正):一律 33万円(税込)
  • Proプラン(奥歯を含む全体矯正):一律 66万円(税込)
「自分の歯並びはどっちのプランになるの?」「本当にこれ以上かからない?」 そんな疑問も、無料の精密検査・診断ですべてクリアになります。
まずは追加費用のかからない無料診断で、あなたの「総額」を確認してみませんか?
矯正クリニック選びで悩んでいるなら 月額3500円のOh my teethへCTA

マウスピース矯正経験者に聞いた「矯正前に知っておきたかったこと」

実際に矯正を終えた人たちは、どんなことに「もっと注意しておけばよかった」と感じているのでしょうか。
Oh my teeth編集部では、マウスピース矯正経験者を対象に、「矯正治療を始める前に知っておけばよかったこと、気をつけるべきこと」を聞きました。
経験者の声から、失敗しないためのヒントを探ってみましょう。
調査概要toggle-arrow
  • 対象:直近5年以内に治療を終えたマウスピース矯正経験者 133名
  • 調査方法:オンラインアンケート調査
  • 調査期間:2025年2月28日〜3月1日
  • 設問:矯正治療を始める前に知っておけばよかったこと、気をつけるべきことがあれば教えてください。(自由回答)

最も多い後悔は「費用」の確認不足だった

多くの方が後悔しているのが、お金にまつわることです。
「治療にかかる総額の見積もりや確認を事前にしつこいくらい、歯科医に嫌な顔をされても絶対やっておいた方がいい」(40代・男性)
「費用が総額でいくらかかるかを事前に知りたかった」(20代・女性)
「追加料金をしっかり調べるべきだった」(40代・男性)
「どの程度治療期間がかかるのか、どの程度費用がかかるのかはもっと気を付けておくべきだった」(30代・男性)
「どこまでが基本料金で、何に追加費用がかかるのか」を最初にクリアにしておくことが、マウスピース矯正で失敗・後悔しないための絶対条件といえます。
契約前には必ず、治療完了までにかかる総額を確認しましょう。
【料金体系】歯列矯正の支払い方法、満足度が一番高いのはどれ?答えは…toggle-arrow
矯正費用の支払い方法には、いくつか種類があります。
今回の調査では、「頭金+都度払い」が46.8%で最多、次いで「トータルフィー(一括払い)」が41.2%となりました。
都度払いは12%と少数派で、多くの方が歯列矯正の総額目安を事前に把握していることがわかります。
また、 支払い方法と満足度の関係を調べたところ、最も満足度が高かったのは、最初に治療費の総額を支払う「トータルフィー制度」。その満足度は、なんと92.2%にも達しています。
多くの人が選んでいた「頭金+都度払い」(46.8%)よりも、満足度で大きく差をつけた形です。
「後から追加料金が発生するかも…」という不安がない、この費用の透明性が安心して治療を受けられる満足感に直結していると考えられます。

次に多い後悔は「情報収集・比較」を怠ったこと

続いて、クリニック選びに関する情報収集や比較を怠ったことへの後悔も多く聞かれます。
「値段がいろいろちがうので複数の歯医者に行ってカウンセリングしたほうがいい」(30代・女性)
「マウスピース矯正をしたが前歯が思ったより引っ込まないまま終わってしまった。…もう少し払ってもバッチリにしてくれる歯科ですればよかったとも思う」(30代・女性)
「ネットで口コミサイトや比較サイトやブログやSNSで面倒だけど徹底的に調べてとにかくコスパが良い所を調べることが大事」(40代・女性)
「やはり費用面をしっかり確認することと、もっと何件も比較するべきだった」(30代・男性)
歯科クリニックによって、得意とする治療分野(例:矯正、インプラントなど)や導入している設備、さらには治療方針(例えば、できるだけ歯を残すか、早期に抜歯を勧めるかなど)にも違いがあります。
時間や手間はかかっても、セカンドオピニオン、サードオピニオンを行って信頼できる歯科クリニックを選択しましょう。

【実例紹介】マウスピース矯正 Oh my teethが失敗しないために取り組んでいること

マウスピース矯正の成功には、適切な治療計画と日々のケアが欠かせません。
Oh my teethでは、矯正の失敗を防ぐために、毎日の装着リマインドやドクターによる週1回の歯並びレビューを実施し、進捗を細かくチェックしています。
また、矯正前には口腔内検査とレントゲンを行って虫歯や歯周病がないかしっかり確認し、矯正中のオーラルケア指導を徹底して失敗をできるだけ回避します。
さらに、24時間365日のLINEサポートにより、矯正中の不安や疑問にも迅速に対応できる体制を整えています。詳しい内容は、下記の記事でも解説しているのでご覧ください。

インビザラインなら失敗が少ない?

「有名なインビザラインなら安心でしょ?」と考える方も多いかもしれません。
インビザラインは、世界で1,500万人以上(2023年3月時点)の実績を持つ、マウスピース矯正のトップブランド。豊富な臨床データに基づいた精度の高い治療計画と、幅広い症例に対応できる点が大きな特徴です。
しかし、「インビザライン=失敗しない」というわけではありません
どんなに優れたシステムでも、最終的に治療計画を立てるのは「歯科医師」であり、それを実行するのは「自身」だからです。
そのため、歯科医師の経験・知識不足の歯科医師がインビザラインの特性を十分に理解していないと、不適切な治療計画を立ててしまう可能性があります。
また、自身も装着時間を守らない、ケアを怠るなど、基本的なルールが守れないと失敗につながる可能性があります。
結局のところ、失敗のリスクはブランド名だけでは決まりません。重要なのは、信頼できる歯科医師のもとで、自分自身もルールをきちんと守ることです。
Oh my teethでは、歯科医師が一人ひとりの歯並びを正確に診断し、適切な治療計画を立案すること、そしてLINEなどを通じて自己管理を徹底的にサポートすることが、失敗しない矯正への最短ルートだと考えています。
矯正クリニック選びで悩んでいるなら 月額3500円のOh my teethへCTA

成功者が実践したマウスピース矯正の失敗を防ぐ5つのこと

失敗談を見てきましたが、逆に、矯正を成功させた人たちはどのようなことを意識していたのでしょうか。
理想の歯並びを手に入れた人たちには、いくつかの共通する「行動」があります。ここでは、後悔しないためのポイントを5つ紹介します。

①複数のクリニックで無料カウンセリングを受ける

矯正治療を始める前のクリニック選びは、最初の一歩にして最も重要なアクションです。少なくとも2〜3つのクリニックでカウンセリングを受け、それぞれの提案を比較検討しましょう。
チェックすべきポイントは以下の通りです。
カウンセリングを受けるときのポイント
  • メリットだけでなく、デメリットやリスクもきちんと説明してくれるか?
  • あなたの質問や不安に時間をかけて丁寧に答えてくれるか?
  • 精密検査(レントゲン、歯型スキャン等)をしっかり行ってくれるか?
  • 料金体系(総額、追加費用の有無)が明確か?
  • 担当する歯科医師は、矯正治療の経験が豊富か?(日本矯正歯科学会の認定医なども一つの目安になります)
治療は長いお付き合いになるため、技術はもちろん、歯科医師やスタッフとコミュニケーションが取りやすいかどうかも大切な判断基準になります。
手間はかかりますが、この比較検討が、納得のいく歯科クリニック選びにつながるのです。

②治療のゴールを歯科医師と共有する

「ただキレイになりたい」ではなく、「前歯のこのガタつきが気になる」「笑った時にここが見えるのが嫌だ」など、あなたの具体的な悩みや理想のイメージを、言葉にして歯科医師に伝えましょう
あなたと歯科医師が同じゴールを共有できて初めて、満足のいく治療計画が立てられます。特に、治療後の歯並びを立体的な映像で確認できる「3Dシミュレーション」は有効なツールです。
このシミュレーションを見ながら、「ここの隙間は完全に閉じますか?」「口元の突出感は変わりますか?」など、気になる点を具体的に質問し、仕上がりイメージのズレをなくしていくことが大切です。

③マウスピースの装着時間・交換時期を守る

これは矯正治療の成否をわける、ご自身で守っていただく大切なルールです。
マウスピース装着のルール
  • 1日20時間以上の装着を徹底する
  • 食事や歯磨きの時以外は外さない
  • 指定されたタイミングで次のマウスピースに交換する
マウスピース矯正は、弱い力を継続的にかけることで歯を少しずつ動かしていきます。装着時間が短いと、歯が元の位置に戻ろうとする力が勝ってしまい、計画通りに治療が進まなくなります。
スマートフォンのリマインダー機能を活用するなど、生活の一部として習慣化するのがおすすめです。

④口腔ケアを徹底する

矯正中は、普段以上に丁寧な歯磨きが必要です。マウスピースを外した際はもちろん、装着前には必ず歯を磨く習慣をつけましょう。
口腔ケアのポイント
  • 歯間ブラシやフロスも使い、歯と歯の間の汚れをしっかり落とす
  • マウスピースも専用の洗浄剤や柔らかい歯ブラシで清潔に保つ
もし治療中に虫歯ができてしまうと、その治療を優先するために矯正を一時中断せざるを得ないケースもあります。
治療期間が延びるのを防ぐためにも、清潔な口腔環境を心がけてください。

⑤違和感があればすぐに相談する

「マウスピースが浮いてうまくはまらない」「強い痛みが続く」など、治療中に何か違和感やトラブルがあったら、自己判断で装着をやめたりせず、すぐに歯科クリニックに相談してください。
自己判断で装着をやめたり、無理やりはめようとしたりすると、歯や歯茎を傷つけたり、治療計画に大きなズレが生じたりする可能性があります。
問題が小さいうちに対処するためにも、早期の相談が鍵となります。
LINEなどで気軽に質問できるサポート体制が整っている歯科クリニックを選ぶことも、治療を進める上での心強さにつながるでしょう。

マウスピース矯正の失敗に関するよくある質問(FAQ)

最後に、マウスピース矯正の失敗に関してよく寄せられる質問にお答えします。

Q.マウスピース矯正で失敗する確率はどれくらい?

「失敗率〇%」といった明確な公的データはありません。この記事で紹介したような失敗の原因は、多くが「事前の確認不足」や「自己管理不足」にあります。
ただ、Oh my teeth の調査では、マウスピース矯正経験者の9割以上が結果に満足しており、信頼できる歯科クリニックを選び、ご自身がルールをきちんと守れば、失敗のリスクは大幅に下げることができます。

Q.マウスピース矯正で失敗したらどうする?

担当の歯科医師に現状を正直に伝え、相談することが第一です。
治療計画の見直しや、追加のマウスピース作成などでリカバリーできる場合が多くあります。もし担当医の対応に納得できない、不安が解消されない場合は、他のクリニックでセカンドオピニオンを求めるのも有効な手段です。

マウスピース矯正の失敗が不安ならまずはOh my teethの無料相談へ

マウスピース矯正を検討する際、口コミを調べても良い評判と悪い評判が混在しており、どこを選ぶべきか迷うこともあります。
そのような場合は、Oh my teethの無料相談を活用するのがおすすめです。
診断に必要な検査が無料で受けられるほか、3Dシミュレーションで矯正後の歯並びを事前に確認できます。
さらに、定期的な通院不要で、週に1度のオンラインレビューや24時間対応のLINEサポートが利用可能。安心して矯正を始めるためにも、まずは無料相談で詳しく話を聞いてみてください。
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※2022年に開始した方の実績値
※実際にマウスピース矯正を始めるには、適合診断が必要です。Oh my teethは初診料、検査料無料で相談できます
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