歯科矯正
最終更新日:2025年9月24日
歯科矯正中に留学することになったら?海外に行く前に歯並び改善する方法


「留学前に矯正を始めたいけれど、海外でも治療を続けられるの?」と悩んでいませんか?
海外での通院方法や、万が一トラブルが起きたときのことを考えると、なかなか一歩を踏み出せない方も多いのではないでしょうか。
この記事では、留学中に矯正治療を続けるための具体的な方法や、日本で治療を終えてから出発する場合のポイントを詳しく解説します。
ご自身に合った計画を立てるために、ぜひ最後までチェックしてみてください。
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留学前に矯正が必要な理由

「できれば留学前に矯正をしたいけど、間に合わないなら後回しでいいかな…」
こう考える方もいるかもしれませんが、実は留学前の矯正は以下のような理由で必要とされています。
留学前に矯正が必要な理由
- 海外では歯並びが重視される
- コミュニケーションに自信を持てる
①海外では歯並びが重視される
留学前の矯正に関する口コミ①
留学したときに海外は歯並び大事っていうのめっちゃ感じた (中略) 歯並び綺麗=根本的な美意識がちゃんとしているっていう感じがする
引用元:X(旧Twitter)
欧米では歯の美しさが社会的ステータスとして捉えられており、多くの家庭で子供が小さいうちに高い費用をかけて歯の矯正治療を行います。
たとえば、日本の矯正治療率が21%であるのに対して、アメリカの矯正治療率は50%に上ります。
歯並びが悪い人は、矯正にお金をかけられない家庭環境の人とみられ、学生生活や恋愛、就職などでマイナス要因になる場合も珍しくありません。
【統計調査】アメリカでは、どれだけ歯並びが重視されている?
アメリカ人の約3分の1は、人の顔で最初に目につくのは歯だといい、およそ4人にひとりが顔のパーツで最も印象に残るのは歯だと答えた。
また、40%近くのアメリカ人が歯並びが悪い人とは二度目のデートには行かないと回答。さらに、87%のアメリカ人が一生素敵な笑顔でいられるように、1年間何かを諦める覚悟があると答えている。
このように欧米は、日本に比べて歯に対する意識がとても高いといえるでしょう。
そのため、矯正を後回しにして留学すると必要以上に周りの目が気になってしまうかもしれません。
②コミュニケーションに自信を持てる
留学前の矯正に関する口コミ②
留学してた時に、歯並びの事に関して何か言われたってことは全くないけど、留学前に歯列矯正しておけば、色々違ったかもなぁ…って思う。 若くして矯正始めたヒトたち、きっといい選択だ。
引用元:X(旧Twitter)
欧米では歯並びが重視されるため、矯正をせずに留学すると周りの目を必要以上に気にしてしまう可能性があると言いました。
しかし逆に言えば、歯並びがよければ相手に良い印象を与えやすいということでもあります。
また、歯並びがきれいになると、自分に自信を持って、ポジティブな気持ちで周りとコミュニケーションが取れるようになります。
現地の人との積極的なコミュニケーションは留学の一つの目的である、語学力の習得にも寄与するでしょう。
「歯並び悪いって思われているかも」という不安がなくなることは、あなたの想像以上にコミュニケーションに好影響をもたらします。
留学と矯正を両立させる方法
留学のために矯正をしたい方には主に次の二つの選択肢があります。
留学前に矯正を始めて、
- 留学前に矯正を終わらせる場合
- 留学中も矯正を続ける場合
これら二つの場合について詳しくみていきましょう。
①留学前に矯正を終わらせる場合
「歯科矯正は1〜3年はかかるので、留学にはとても間に合わなさそう...」と考えている人がいるかもしれません。
しかし実は、歯並びの状態や矯正方法によっては数ヶ月で治療が完了するケースはあります。

「部分矯正」という、前歯のみなど一部だけを改善する治療は、全体を改善する全体矯正と比較すると短期間で済みます。
また、マウスピース矯正は医師の指示に従ってマウスピースを自分で交換しながら進められるため通院頻度を下げることができ、結果的に治療期間が短くなります。
このように、部分矯正やマウスピース矯正を利用することによって、矯正期間を短縮できます。
もう間に合わないと思っている方も、ぜひ一度クリニックに相談に行ってみてくださいね。
②留学中も矯正を続ける場合

矯正中に留学することになった場合の対処法は、留学期間や矯正治療の種類によって異なります。
短期間(1ヶ月程度)の留学の場合
1ヶ月程度の短期留学の場合、矯正装置は外さずに留学先でも過ごし、帰国後治療を再開するのが一般的です。
留学中は矯正装置の調整はできないため、治療は中断という形になります。
長期間(1年程度)の留学の場合
1年程度の長期留学の場合、三つの方法があります。
選択肢① 矯正装置を一旦外して渡航する
長期留学の場合、この方法が最も一般的です。
しかし、矯正装置を外すと歯が動いてしまうため、留学から帰ってきた頃には、以前の歯並びにほとんど戻ってしまったということになりかねません。
これを防ぐために、リテーナーという保定装置をつける場合が多いです。
この保定装置で治療途中の歯並びをキープし、帰国後治療をスムーズに再開できます。
後戻りを防ぐための「保定期間とリテーナー」
保定期間中は、新しい歯の位置を安定させるための期間です。一般的に、矯正治療と同じ期間設けられ、リテーナーを装着して歯が元の位置に戻るのを防ぎます。
保定期間中は20時間以上のリテーナー装着が推奨され、保定期間終了後も就寝時などにリテーナーをつけることで歯がその位置に固定されやすくなります。
選択肢② 海外のクリニックに治療を引き継ぐ
留学している間もどうしても矯正を続けたいという方は、海外のクリニックで治療を引き継ぐことも可能でしょう。
しかし、医療事情が異なるため、それまでやっていた矯正は中止し、現地のクリニックの方法に則って新たに矯正を始めるケースが多いです。
また、海外クリニックとは外国語でやり取りする必要があるため、日本のクリニックと比べて、意思の疎通が難しいという注意点もあります。
選択肢③ 留学中に海外クリニックで矯正を始める
日本と海外クリニック間の引き継ぎが難しいことを考慮して、初めから、留学先の海外クリニックで矯正をすることも可能です。
主な留学先の矯正費用については、以下を参考にしてください。
留学先の矯正費用
アメリカ:日本と同程度かやや安いこともある。州によっても異なる。
イギリス:日本よりやや安い。
オーストラリア:日本と同程度かやや安め。
韓国:30〜50万円程度で矯正できることが多く、日本より安い。
タイ・フィリピン:20〜40万円ほどで矯正できることが多く、日本の半額〜5分の1程度。
国でによっては矯正費用が日本より安い、あるいは同程度の値段で矯正ができる場合もあります。ただし、保険や言語、矯正方法など、海外クリニックで矯正する際にはさまざまな注意点があります。
これらの注意点に関しては、「海外で矯正をする際の注意点」の項で詳しく説明します。
リモート矯正のOh my teethを検討してみよう
留学中も国内の矯正を続けたい方は、通院不要のリモート矯正を検討してみましょう。
マウスピース矯正 Oh my teethはこれまで、「留学中に矯正したい...!」という多くの方にご利用いただいています。留学中にOh my teethで矯正を始めた方の症例をみてみましょう。

- 総額:33万円 (税込)
- 期間:5ヶ月
- 備考:非抜歯/部分矯正/研磨処置込
※マウスピース橋正(Oh my teeth含む)の主なリスク:虫歯・歯周病・ブラックトライアングル・歯根吸収・歯肉退縮・1日20時間以上のマウスピース装着が必須・マウスピースにより痛みを感じる可能性・治療中に一時的にかみ合わせに不具合をきたす可能性・リテーナーを矯正期間と同期間は1日20時間以上装着、その後徐々に着用時間を減らし、半永久的に就寝時の着用推奨。
海外大学院留学前に相談に来られ、矯正を開始したユーザーの症例です。
矯正生活中はほとんど海外で過ごされました。治療期間は5ヶ月です。
矯正文化の海外だからこそ、周りの目を気にしないで、留学をめいっぱい楽しみたい方はぜひチェックしてみてくださいね。
留学前に矯正を終えたい場合の注意点

①日本にいる間に治療を終えられそうか最初に確認する
留学や海外転勤までに矯正を終えたい場合、矯正相談の際に歯科医師に出国予定日を伝えましょう。
もちろん歯並びの状態によっては対応できないケースもありますが、矯正を完了したい希望日がある場合、それに応じた治療の選択肢を提示してもらえます。
②途中で海外に行くことになった場合の治療・通院の仕方を確認しておく
治療計画では留学までに治療を終えられる予定だったとしても、治療が延長することはあります。
歯の動き方には個人差があるほか、装置の調整・装着状況も影響するためです。
そのため、万が一の際に備えて、あなたが治療を受けるクリニックで、矯正開始前に、治療途中で留学することになってしまった場合にどうすればよいのか確認しておく必要があります。
海外で矯正を始める際の注意点
最後に、「海外のクリニックで矯正をしたい」と考えている方に向けて、治療を受ける際に気をつけたいポイントをご紹介します。
①アプローチ方法が日本と異なる
人種によって、骨格や歯、歯ぐきの厚み、歯の根っこの形や長さなど、さまざまな違いがあります。
たとえば、欧米人は日本人と比べて骨格がしっかりしており、顎の骨も大きくて厚いです。
また、医療の体制や慣習も異なります。
このため、矯正治療を行う歯科医師のテクニックや治療方法、治療に対する考え方も日本とは異なることがあり、期待していた治療や結果が得られない場合があります。
②矯正方法や装置が選べない場合がある
日本でもクリニックによって取り扱う矯正装置や治療方法が異なるように、海外のクリニックでも希望する治療方法が必ずしも提供されているとは限りません。
特に目立ちにくい矯正方法については、日本では需要が高いため多くの選択肢がありますが、矯正治療の見た目をあまり気にしない国では、金属のワイヤー矯正が主流であることもあります。
③トラブルに対応しづらい
もし、留学期間中に矯正が終わらず、帰国することになったら帰国後にトラブルが発生した際に、対処するのが非常に難しいです。
国内の近所のクリニックでは対応できない場合がほとんどです。
一方で、トラブルのたびに海外のかかりつけクリニックに行くのは、時間も交通費もかかってしまいます。
④意思疎通が図りにくい
矯正治療を成功させるためには、事前にドクターと治療のゴールをしっかりすり合わせ、治療中も十分に意思疎通を図ることが重要です。
細かいニュアンスや専門用語がうまく伝わらないと、矯正が終わったときに「思っていたのと違う」と感じることがあるかもしれません。
特に歯列矯正では、治療の要望や痛みの状況、治療中の疑問など、ドクターに伝えたいことが多く出てくるでしょう。
そのため、これらをしっかりすり合わせておかないと、後悔につながってしまいます。
以上の理由から
- その国の言語に自信がない
- 海外には一時的な渡航をするだけ
という方は、国内のクリニックで矯正する方が良いかもしれません。
留学前に矯正を終えるなら、まずは無料診断に行こう
一般的な歯科医院では、矯正開始まで1〜3ヶ月はかかります。
留学までに歯並びを治したいならすぐにでもカウンセリングを予約しないと、留学までに間に合わない可能性が高まってしまいます。
ただし矯正開始に必要な検査・診断には3〜5万円程度の費用がかかります。これらの費用も予算として考えておくことが大切です。
マウスピース矯正Oh my teeth導入クリニックは、無料で矯正に必要な検査・診断が受けられます。
もし、どのマウスピース矯正ブランドで治療しようかと悩んでいるなら「無料モニター」などのキャンペーンに応募して、サクッと診療してキレイにしてしまうということを検討するのも一つの手かもしれません。









