ホワイトニング
最終更新日:2025年9月17日
高校生や中学生でもホワイトニングはできる?値段や注意点を解説

「高校生でもホワイトニングはできるの?」と気になっていませんか?
ホワイトニングは原則として高校生など18歳未満は推奨されていません。歯や歯ぐきがまだ成長段階にあり、薬剤による刺激で知覚過敏などのリスクが高まるためです。
ただし、歯科医師の診断のもと、歯や歯ぐきの状態を確認したうえで施術が検討される場合もあります。その際は、比較的刺激の少ない薬剤を使用し、必ず保護者の方の同意が必要になります。
この記事では、中・高校生のホワイトニングに関する注意点やホワイトニングの代替ケア方法について解説します。
高校生で「歯を白くしたい」と考えている方は必見です。

歯科矯正ブログ編集チーム
Oh my teeth
マウスピース矯正「Oh my teeth」ホームホワイトニング「Oh my teeth Whitening」を提供するOh my teethのコンテンツチームです。Oh my teeth導入クリニックのドクターと連携し、歯科矯正やホワイトニング、自社ブランドに関する確かな情報を発信しています。
目次
- ホワイトニングは高校生や中学生でも可能!ただしリスクを理解しておこう
- 未成年と大人のホワイトニングの違い
- ホワイトニングに保険適用はなし
- 学生でもできる3つのホワイトニング方法と値段相場・目安期間
- オフィスホワイトニング
- ホームホワイトニング
- セルフホワイトニング
- 高校生や中学生がホワイトニングを行う場合の注意点
- 必ず歯科クリニックを受診する
- 通販で売られているホワイトニング薬剤に注意する
- 歯が生え変わった直後はホワイトニングをしない
- 保護者の許可をとってからホワイトニングを始める
- 高校生や中学生でよくある歯の黄ばみの原因は?
- ホワイトニング以外で歯の黄ばみを改善する2つの方法
- 歯のクリーニング
- 歯のマニキュア
- 高校生や中学生のホワイトニングは歯科クリニックの受診が不可欠
ホワイトニングは高校生や中学生でも可能!ただしリスクを理解しておこう

以前は未成年のホワイトニングが禁止されていましたが、近年では高校生や中学生でもホワイトニングが可能となっています。
そもそも未成年がホワイトニングをできなかったのは、処置に用いる薬剤の安全性がはっきりとしていなかったためです。
ホワイトニングの実用化が始まった当時(1990年代ごろ)は、成人向けに開発された薬剤が使われていたため、未成年に対しては歯へのダメージや成長の阻害が懸念されていました。
しかし、近年は薬剤や機材の開発が進んだことで、歯や歯茎に優しいホワイトニングができるようになり、高校生や中学生に対しても処置を行う歯科クリニックが増えてきています。
ただし、歯や歯根の成長スピードには個人差があるため、必ずしもホワイトニングができるわけではありません。歯の成長具合によっては、未成年のホワイトニングに対応しているクリニックでも断られることがあります。
また、未成年がホワイトニングを行う場合は、リスクを理解した上でしっかり検討することが大切です。
歯の状態によってはホワイトニング後に痛みが生じたり、仕上がりにムラが出たりすることもあるため、保護者とよく相談した上でホワイトニングを行うか判断しましょう。
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未成年と大人のホワイトニングの違い

未成年は大人と比べてホワイトニング効果を実感しやすいとされています。なぜなら、着色汚れ(ステイン)が大人よりも蓄積されていないためです。
また、若い人は歯のエナメル質が厚いため、ホワイトニング剤が浸透しやすい傾向にあります。
そのため、未成年は大人よりも少ない回数でホワイトニング効果を感じやすいです。個人差はありますが、高校生や中学生の場合は1〜2回程度のホワイトニングで効果を期待できるでしょう。
ホワイトニングに保険適用はなし

ホワイトニングは病気や虫歯を治す治療ではなく「審美治療」。このため、成人でも高校生以下でも、治療にかかる費用に保険適用はされません。
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学生でもできる3つのホワイトニング方法と値段相場・目安期間

ホワイトニング方法は大きく4種類あります。
ホワイトニング方法 | 内容 |
---|---|
オフィスホワイトニング | 漂白成分(主に過酸化水素など)を配合した薬剤を使い、歯科医師または歯科衛生士が施術を行うホワイトニング方法 |
ホームホワイトニング | 漂白成分(主に過酸化尿素など)を配合した薬剤と専用のマウスピースを使い、自身で処置を行うホワイトニング方法 |
デュアルホワイトニング | オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせたホワイトニング方法 |
セルフホワイトニング | ホワイトニング用の歯磨き粉や歯の消しゴムなどを用いて歯を白くする方法 またはホワイトニングサロンで歯を白くする方法 |
上記のうち、学生に適しているのがオフィスホワイトニング・ホームホワイトニング・セルフホワイトニングの3つです。
未成年はホワイトニング効果を実感しやすいため、デュアルホワイトニングは歯科医師・歯科衛生士から勧められない限り、選択肢から外しても問題ないでしょう。
ここでは学生に適している3つのホワイトニングの値段相場と、理想の白さになるまでの目安期間を解説します。
オフィスホワイトニング
- 費用相場:1回あたり2~5万円程度
- 期間目安:2~4週間
オフィスホワイトニングは濃度の高い薬剤を使用するため、1回の施術で効果を実感しやすいのが特徴です。
大人の場合はホワイトニングを3〜5回程度繰り返すことで理想の白さに近づけますが、未成年は1〜2回程度で満足できる仕上がりになることが多いです。
そのため、1〜2週間に1回の頻度でホワイトニングを行う場合、2〜4週間程度で効果を実感しやすいでしょう。
なお、費用相場は1回あたり2〜5万円程度ですが、高校生・中学生なら歯科クリニックによっては学割でオフィスホワイトニングを行えることもあります。
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ホームホワイトニング
- 費用相場:2~4万円程度
※2回目以降は5,000~10,000円程度 - 期間目安:3~4ヶ月
ホームホワイトニングは低濃度の薬剤でじっくりと歯を白くするため、オフィスホワイトニングと比べると即効性が低いです。
1〜2ヶ月で1〜2トーンほど白くなることが多いので、理想の白さになるまでには3〜4ヶ月程度かかることが予測されます。
費用は2〜4万程度ですが、その中にはマウスピース製作費が含まれているため、2回目以降の値段は安くなることが多いです。
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セルフホワイトニング
- 費用相場:500~5,000円程度
- 期間目安:数日程度
※サロンでのセルフホワイトニングは3~4週間程度
セルフホワイトニングは歯の表面に付着した着色汚れ(ステイン)を落とす方法です。漂白成分が含まれている薬剤は使用しないため、歯を本来の色以上に白くすることはできません。
一方、着色汚れによる歯の黄ばみの改善には効果が期待できます。ホワイトニング歯磨き粉や歯の消しゴムを使う場合、1回〜数回の使用で着色汚れが落とせることが多いため、数日程度で理想の白さになれるでしょう。
サロンに通ってセルフホワイトニングを行う場合は、週に1回の頻度で3〜4回繰り返すと効果が実感できるとされています。
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高校生や中学生がホワイトニングを行う場合の注意点

高校生や中学生のホワイトニングは大人に比べてリスクが高いです。そのため、以下3つのポイントを必ず守ってホワイトニングを行ってください。
必ず歯科クリニックを受診する
ホワイトニングは年齢よりも歯の状態が重要です。虫歯などがある場合はホワイトニングができないため、まずは歯科クリニックを受診して口腔内をチェックしてもらいましょう。
通販で売られているホワイトニング薬剤に注意する
オフィスホワイトニング・ホームホワイトニングのいずれかを行う場合は、必ず歯科クリニックで処方された薬剤を使用してください。
通販などで購入できるホワイトニング剤には、薬剤の濃度が高い商品も多いため、高校生や中学生が自己責任で使用するのは危険です。万が一トラブルが起きても、すぐに対処できません。
一方、歯科クリニックのホワイトニングであれば、歯の状態に適した薬剤を選んでもらえる上、何かトラブルが生じた際もすぐに対処できます。
歯が生え変わった直後はホワイトニングをしない
歯や歯根の発達が完了していない時期は、ホワイトニングによるリスクが高いです。そのため、歯が生え変わった直後はホワイトニングを避けましょう。
なお、乳歯がある場合はホワイトニングができません。歯は一般的に6〜12歳ころに生え変わるとされていますが、中学生になっても乳歯がある場合はホワイトニングを控えてください。
保護者の許可をとってからホワイトニングを始める
ホワイトニングを行う際は必ず保護者の許可をとっておきましょう。未成年のホワイトニングは親の同意書や同伴が必要となる場合が多いためです。
保護者の同意があるかのように署名捺印を偽造した場合、契約が無効となる可能性があります。
高校生や中学生のホワイトニングは大人よりもリスクが高い上、費用も数万円と決して安くはありません。まずは保護者と相談して、ホワイトニングを行っても問題ないか慎重に検討してください。
高校生や中学生でよくある歯の黄ばみの原因は?

歯の黄ばみを改善するには、黄ばみの原因を知っておくことも大切です。高校生や中学生に多い歯の黄ばみの原因は以下の通りです。
- 着色しやすい飲食物を口にすることが多い
- 歯磨きがきちんとできていない
歯が黄ばむ原因はさまざまですが、最大の要因は普段口にしている飲食物の着色汚れが蓄積することです。
着色しやすい飲食物の代表としてはコーヒーやカレーなどが挙げられますが、お茶やジュース、チョコレート、グミなども実は着色しやすいので覚えておきましょう。
また、歯の黄ばみは不適切なオーラルケアが原因となっていることもあります。特にテレビやスマートフォンを見ながら歯磨きをしている人は、磨き残しが発生しやすく、歯が黄ばみやすいです。
黄ばみが気になる方は着色しやすい飲食物を控え、鏡を見ながら丁寧に歯磨きを行いましょう。
ホワイトニング以外で歯の黄ばみを改善する2つの方法

歯の黄ばみは、ホワイトニング以外でも改善できます。高校生や中学生がホワイトニング以外で黄ばみ改善を目指す場合は以下の方法がおすすめです。
- 歯のクリーニング
- ホワイトコート(歯のマニキュア)
このほか、セラミック矯正やラミネートべニアでも歯の黄ばみ改善が目指せますが、これらの治療は費用が数十万〜数百万と高額になりやすいため、学生には不向きです。
ホワイトニング以外の方法で歯の黄ばみ改善を目指す場合は、歯のクリーニングかホワイトコートを検討しましょう。ここではそれぞれの治療について詳しく解説します。
歯のクリーニング
歯のクリーニングは歯に付着した歯垢や着色汚れを除去する治療です。ホワイトニングのように歯そのものの色を白くする効果はありませんが、着色汚れによる黄ばみの改善には非常に効果的です。
ある程度歯を本来の色に戻せるため、加齢による黄ばみが少ない未成年は歯のクリーニングだけでも満足できる仕上がりになりやすいでしょう。
なお、歯のクリーニングは保険適用になるケースとならないケースがあります。ホワイトニングのように審美性を目的としている治療は、原則保険が適用されません。
そのため、歯周病などの治療を行っておらず、特に気になる症状がなければ自由診療となる可能性が高いです。
自由診療で歯のクリーニングを行う場合は5,000〜10,000円程度の費用がかかります。施術内容や時間は各クリニックで異なるため、クリーニングを検討する場合はホームページなどで事前に確認しておくとよいでしょう。
歯のマニキュア
歯のマニキュアとは、歯の表面に専用の塗料を塗り、歯を白く見せる方法です。黄ばみを根本的に解消するというよりも、イベントなどで一時的に歯の色を白く見せたい時におすすめです。
歯のマニキュアには、市販品を使って自分で行う方法と、歯科クリニックで施術を行う方法(ホワイトコート)の2種類があります。
市販品は手頃な価格で黄ばみ改善が目指せますが、仕上がりにムラができやすく、食事などで落ちやすいです。
一方、歯科クリニックで行う歯のマニキュアは比較的色持ちが長く、ムラが少ないメリットがあります。ただし、施術を行う歯の本数が多いほど、費用は高額になりやすいです。
市販品を使用する場合は2,000〜3,000円程度、歯科クリニックで施術を行う場合は歯1本あたり2,000〜5,000円程度の費用がかかります。
高校生や中学生のホワイトニングは歯科クリニックの受診が不可欠
近年は歯や歯茎に優しいホワイトニングが登場していますが、漂白成分配合の薬剤を用いるホワイトニングを行う際は少なからずリスクがあります。
未成年は歯の成長が完了していない人が多いため、大人よりもホワイトニングのリスクに注意しなくてはなりません。
高校生や中学生でホワイトニングを検討している方は、事前に保護者としっかり相談し、歯科クリニックを受診した上でホワイトニングを行いましょう。
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