インシグニア矯正とは?メリット・デメリットを解説
インシグニア矯正とはアメリカ・オームコ社(Ormco社)の歯科矯正治療システム。テクノロジーを活用し、一人ひとりの口腔内にあわせた効率的なワイヤー矯正治療を実現します。
本記事ではインシグニア矯正の特徴や、メリット・デメリットを解説します。インシグニア矯正に興味のある方は参考にしてください。
【本記事の概要】
インシグニア矯正はデータ分析と機械学習を活用した完全オーダーメイドのワイヤー矯正治療
一人ひ とりの歯並びにあわせた最適なブラケットポジションとカスタムメイドワイヤーを作製できるため、治療時間の短縮、来院回数の減少が見込める
コンピューター上で治療計画をデザインできるため、あらかじめ治療後の歯並びや噛み合わせの変化予測を可視化できる
目次
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インシグニア矯正とは、アメリカで開発された、テクノロジーを活用したワイヤー矯正治療です。一人ひとりのためにデザインされた治療システムで、効率的なワイヤー矯正を叶えます。
治療計画をコンピューター上で設計
インシグニア矯正では、歯科矯正の技術を駆使したソフトウェアを使用します。1歯あたり100万以上の治療選択肢から、治療計画をデザインします。
完全オーダーメイドのワイヤー矯正治療

データ分析と独自の機械学習により、最適なブラケットポジションとカスタムメイドワイヤーを作製できます。ブラケットプレイスメントの精度は98%※です。
※Dr. Leon Verhagen(オランダ、リヒテンフォールデ)より提供された、105例を超えるインシグニア症例に関するデータ
費用目安は60〜100万円程度
インシグニア矯正の費用目安は、60万〜100万円程度です(Oh my teeth調べ)。一般的なメタルブラケットとメタルワイヤーを使用した表側矯正よりは高く、ハーフリンガル矯正や裏側矯正よりは安い傾向です。ただし歯科医院によって料金設定は異なります。
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インシグニア矯正のメリットは以下の通りです。
治療後の歯並びの変化予測を確認できる
インシグニア矯正では、コンピューター上で治療計画をデザインできます。これにより、治療後の歯並びや噛み合わせの変化予測を可視化できます。
治療時間の短縮
データ分析と独自の機械学習により最適なブラケットポジションとカスタムメイドワイヤーを作製できるため、ドクターの経験・勘だけに頼らない、効率的な治療が実現できます。
その結果、1回あたりの治療がスムーズに。AJO-Do論文(2015年12月発表)に基づくデータによると、治療時間を37%短縮できます。
来院回数の減少
データ分析により効率的な治療デザインができるため、患者一人あたりの来院回数が15%減少(※1)。ブラケットのリポジショニングを行わずに治療を終了した患者の割合は、従来の治療では36%だったのに対し、インシグニア矯正では81%でした(※2)。
(※1)2017年米国オームコ社のインシグニアユーザーのサーベイデータに基づく
(※2)Dr. Timothy Badeenにより実施された、2009〜2015年のインシグニアによる治療症例と2009年以前のデイモンSLによる治療症例を比較した臨床研究に基づき収集されたデータ
完全オーダーメイドの矯正装置

インシグニア矯正では、コンピューター上で治療計画を設計。一人ひとりのためにデザインされた完全オーダーメイドの矯正装置を使用します。
正確なブラケットポジション

ワイヤーを通すためのブラケットは「ジグ」と呼ばれる装着ガイドを使用して装着します。これにより、正確なブラケットポジションを実現しています。
インシグニ ア矯正のデメリットは以下の通りです。
装置完成まで1ヶ月程度かかる

インシグニア矯正では、歯型をスキャンし、データ化した上で治療シミュレーションを作製します。そこから、装置が完成するまでには1ヶ月程度かかります。
一時的に外すのが困難
インシグニア矯正では完全カスタムメイドの矯正装置を使用するため、一時的に外すのが難しいです。あらかじめ装置を一時的に外したい時期がある場合は、従来の矯正装置の使用をすすめられる場合があります。
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インシグニア矯正の流れは以下の通りです。